リスティング広告

リスティング広告初心者はこの記事で解決! 〜リスティング広告の基本〜

こんにちは、のりおです!

この記事を読むことがオススメの人

・リスティング広告って何かよく分からない
・社内でweb広告の運用担当になってピンチ…
・リスティング広告の基本が知りたい!

私自身、元々はWebとは全く関係ない仕事をしており、初めは「リスティングって何?」というところから、勉強しています。そこで、この記事を読まれている方がwebの知識が一切なくても「あ〜、そういうことなんだ!」と思ってもらえるように記事を書いてみました。

ぜひ、一緒に学んでいきましょう♪

リスティング広告とは

まず、リスティング広告とは何かというと、Google広告とYahoo広告の総称です。さらに、大きく分けると、2つに分けることができます。
1つは、GoogleやYahoo! JAPANなどの広告結果画面に広告を出稿できる検索連動型広告、もう一つはwebサイトのバナー広告テキスト広告を出稿できるコンテンツ向け広告です。

検索連動型のリスティング広告コンテンツ向けのリスティング広告では、訴求できるターゲットが違うので、使用する目的を明確にする必要があります。

リスティング広告の強み

リスティング広告の強みは、「広告が表示された回数、クリックされた回数、広告費、問い合わせの件数」などが確認できることです。いつでもオンライン上で入札単価や広告文をリアルタイムで変更することができるので、柔軟に変更することができます。

例えば、顧客が「福山市 歯医者 痛くない」などと検索された際に、そのキーワードを設定していた場合……

歯医者行きたいけど……痛いの嫌だな…..
ジョン
ジョン

という顧客がクリックし、来客される可能性があります。

リスティング広告の弱み

リスティング広告の一番の弱みは…….

 

「広告費がオークション形式」ということです。つまり、競合が少ない場合「1クリック1円」で出稿できるが競合が多い場合「1クリック数千円」かかる場合があります。

なので、リスティング広告運用者の力量によって費用対効果が全然違います。力がない運用者は「広告費をたくさん使うが売上が少ない」などということがザラにあります。

最近、GoogleやYahooの進化で広告の自動化が進んできていますが、やはり「どのキーワードで、予算がいくらで、何人の顧客を獲得できるか」が論理的に説明できる広告運用者が強いと思います。

リスティング広告の広告単価の仕組み

リスティング広告の単価は、簡単に説明すると「入札単価×品質スコア+広告フォーマット」で決まります。

リスティング広告は、単純に広告単価を高く設定すれば上位に表示できるというものではなく、『キーワードが検索された際の「広告ランク」を計算してこの値が高い順」に掲載されます。

この表から分かるように、A社は品質ランクが7入札単価が50円なので、50×7=350で広告ランクが350となる。B社は品質ランクが5入札単価が80円なので、80×5=400で広告ランクが400となり、B社はA社よりも上位に広告を掲載できます。

ジョン
ジョン
品質スコアはどうやって決まるの?
品質スコアは、簡潔に言うと「ユーザーにとって利便性が高ければ良くなるね!」
のりお
のりお

品質スコアは、1〜10段階で数値化されています。

コンテンツ向け広告

コンテンツ向け広告は、ブログやアプリなどGoogle広告が設置されているページや、Yahoo!ニュースなどのYahoo!コンテンツ内のページに、バナー広告(画像)やテキスト広告を配信することができます。
※コンテンツ向け広告も、広告料が発生するのは、「クリックされた時」です。広告が表示されてもクリックされなければ広告費はかかりません

また、コンテンツ向け広告の特徴として「検索連動型広告より広告単価が小さい」ことが挙げられます。膨大な量の配信面があるため、広告単価が下がるのはメリットですが、「検索連動型広告よりも、顧客の購入意欲が低い」ので費用対効果を考えて、工夫する必要があります。

コンテンツ向け広告ターゲティングの種類

コンテンツ向け広告では、大きく分けると「人のターゲティング」「配信面のターゲティング」の2種類があります。

人のターゲティング

●リマーケティング
・自社サイトに訪問したことがあるユーザーに広告を表示
●類似ユーザー
自社サイトに訪問したことがあるユーザーと共通の特徴を持つユーザーに広告を表示
●サーチターゲティング
特定のキーワードを検索したことがあるユーザーに広告を表示
●性別/年齢/地域/子供の有無
・それぞれのユーザーの属性に合わせて広告を表示

配信面のターゲティング

●コンテンツターゲット
指定したキーワードやトピックが掲載されているサイトに広告を表示
●ブレースメントターゲット
特定のサイトを指定して広告を表示
●サイトカテゴリー
・特定のカテゴリーに属するサイトに広告を表示

代表的な「人のターゲティング」は「リマーケティング」一度自社サイトに訪れたユーザーに広告を配信する手法です。一度、自社のサイトに訪れているので購買意欲が高いと考えられるので、費用対効果も高くなることが見込めます。

ジョン
ジョン
たしかに、そんな経験あるなー!
この前、「キャンプグッズ」を買おうと思って閲覧したサイトの商品が、次の日も次の日も目に入ってくるから、「やっぱり、欲しいな!買おう!」って思って買っちゃったもん!(笑)
それが、リターゲティング広告だね!
ECサイトの商品やD to Cの商品が相性良くて
オススメの広告手法だね!!
のりお
のりお

リマーケティング広告の活用方法

ディスプレイ広告の中でも、有効な配信方法であるリマーケティング広告について少し深掘りして説明していこうと思います。

リマーケティング広告では、ユーザーリストを作ることができます。ユーザーリストは、ページごとに作成することもできますし、訪問した日数でリストを分けることもできます。

細かい設定もあるのですが、「新規顧客だけに配信した」という場合は、「購入者を除外したリスト」を作ることもできるので、様々なパターンが考えられます。

リスティング広告の構造

リスティング広告の構造は、「アカウント」「キャンペーン」「広告グループ」の3段階の階層があります。

上記の図を見ていただければ、3つの階層のイメージがつくと思います。
少し例を出して考えてみましょう。

広告グループA

キーワード:福山 エステ
広告:福山市でエステサロンと言えば….

広告グループB

キーワード:福山 高級エステ
広告:福山市で高級エステサロンと言えば….

この2つの広告グループがある場合で
【 福山 高級エステ 】と検索された場合に出稿される広告は

広告Bの「福山市で高級エステサロンといえば….」が表示されるということです。

広告予算の考え方

ジョン
ジョン
広告って、月にどのくらいの予算が必要なの?
どのくらい予算が必要とかはどうやって考えるの?
広告予算を決めるときは
目標獲得単価×希望の獲得件数で決めるといいよ!
詳しく説明していくね。
のりお
のりお

目標獲得単価の考え方

Google広告では、キーワードプランナーというキーワードボリューム・想定入札単価を算出してくれるツールがあります。

https://www.xserver.ne.jp/blog/keyword-planner/
このツールを使えば、1つのキーワードから顧客がクリックされる費用を計算することができます。※机上の理論なので、おおよその把握というくらいで考えてください。
例を出して考えてみましょう。
例1 検索キーワード:[福山 歯医者]

一番検索ボリュームの多い、[福山 歯医者]で検索すると
月間平均で1000〜10000回ほど検索されていることが分かる。
クリック単価は、最低金額が57円最高金額が578円となっている。
実際に、表示された広告がすべてクリックされるわけではないので、ここから仮に5%の人が広告をクリックしたと想定して考えてみよう。

[クリック単価最低と仮定した場合]
月間検索数:500回
クリック単価:57円
5%の人がクリック
500×0.05=25です。
つまり25人の人が広告をクリックしてサイトを訪れています。
実際に予約してくれた人が5%とすると
25×0.05=1.25件となります。
つまり、500回広告が表示されると
約1人が予約をしてくれるという計算になります。

では、広告予算はいくらなのでしょうか?
クリック単価が57円25人がクリックをしているので57×25=1425円となります。

あくまでも、仮の設定ですが
月間1425円の予算をかければ1人のお客さんが予約をしてくれるという計算になりました!
実際には、広告単価が違ったり、クリックされて予約する割合も
違いますので、あくまでも参考程度にしていただければと思います。

次の例は、もう少し対象者を絞って考えてみようと思います。
例2 検索キーワード:[福山 歯医者 ホワイトニング]

[クリック単価最高と仮定した場合]
月間検索数:500回
クリック単価:675円
5%の人がクリック
500×0.05=25です。
つまり25人の人が広告をクリックしてサイトを訪れています。
実際に予約してくれた人が5%とすると
25×0.05=1.25件となります。
つまり、500回広告が表示されると
約1人が予約をしてくれるという計算になります。

では、広告予算はいくらなのでしょうか?
クリック単価が675円25人がクリックをしているので675×25=16875円となります。

あくまでも、仮の設定ですが、月間16875円の予算をかければ1人のお客さんが予約をしてくれるという計算になりました!

今回は、最高単価で計算をしているので、少し広告費用が高くなりましたが、ホワイトニングの場合だと、仮に1人のお客様に来店していただくのに、16875円かけても採算は取れるのではないでしょうか。

目標獲得単価が定まれば、後は希望の獲得件数を設定すれば、月間広告予算が決まるというわけですね。
注意していただきたいのは、「広告出稿初期は想定通りに行かない」ということは知っておいてください。まずは、低予算で広告を出稿していき、慣れてきたら予算を上げていくという作戦を取るといいと思います。

まとめ

ここまで読んでいただいた方であれば、リスティング広告の基本がすでに理解できたのではないでしょうか。 「なんだか難しそう」「どこから手をつければいいか分からない」と考えていたWeb担当のあなたもまずは一歩踏み出せましたね。